ナウは創作モンスター

aka ヒサシ。自分が書いたマンガや文房具の話。

ペン先を色々試した結果、俺は丸ペンで行くことに決めた

付けペンを使って漫画を書いてみようと思い立って買ってきた数種類のペン先達。

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つけペンとは瓶入りのインクを少量ずつペン先に頻繁に付けて使う筆記用具のことです

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「ペン先」と呼ばれる金属パーツを「ペン軸」に差し込んで「付けペン」として機能させます。

色々な太さのバリエーションを持つペン先それぞれを試し書きしてみて、
それらのなかでも特に丸ペンを初めて試した時、
その書き心地はあまりに気持ち良く、感激しました。

丸ペンのペン先

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Amazonで10本セットのやつを頼むとこんな感じで小さなケース入りで送られてきます。(アミーボとサイズ比較)

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ゼブラ 漫画用ペン先 丸ペン-A No.2586-A PM-1C-A-K 10本

 

俺の丸ペンの線はこんな感じで出ます。※このブログに上げた漫画19話より。

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↑原稿はB4サイズ。

三段で割ったコマ割りの1つを拡大すると……(画像クリックで拡大)

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主線は丸ペン。点描は0.1ミリのミリペン。セリフのフキダシはタマペン(さじペン)。枠線は0.3ミリのミリペン。

 

※他のペン先の線はどんな感じかというと……
細くて均一な太さが出せるスクールペンによるカケアミを練習するためにトーンではなくあえて手書きで書いたページ。(石鹸の拡大部分のカケアミがスクールペンによるものです)

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↑このブログ内にある漫画20話の1ページ。

 

ちなみに
インクはこの「開明 まんが墨汁 純黒」を使ってみてます。

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開明 まんが墨汁 純黒 30ML

瓶小さくてカワイイ。
漫画インクはまだこれ1つしか使ったことがないのですが、これいいっすよ。

 

最近は「漫画を書くために付けペンを使う」のではなく「付けペンを使いたいから漫画を書く」みたいな感じでやってます


付けペンで書いていると、絵を描いていると言うより、「インクを紙に乗せている=入れ墨を彫っている」感覚におちいってきます。
(刺青なんか彫ったことないけど、とにかくなんか危険な儀式をやっている感覚になる) 

からだ全身がほてってきて脇汗がすごく出ます。

ネームとか下絵を鉛筆で書く時は音楽やラジオを聞きながら作業しますが、ペン入れの時はイヤホンをしないでやります。
※何日間か試してみたのですが、ペン入れは音楽を聴かないでやったほうが圧倒的に早かったので。私だけかもしれませんが。
(試してみてどうだったか教えてください!)

音楽をかけずに無音の中ペン入れをしていて、カリカリというペン先の音が聞こえてくると頭がボーッとしてきて、ものすごく気持ち良くなってきます
ミリペンで線を書いている時には一度もなかった感覚です。
フーフーと鼻息が荒くなってきて、気持ち良すぎてヒザが貧乏揺すりのようにガタガタと震え出す時もあります。

「できあがった漫画が面白いかどうか」とか「もっと絵がうまくなりたい」とか「原稿完成スピードをあげたい」とか
そんなのどうでも良くなってきます。

「一番重要なのは、このページのペン入れで私はどれだけ気持ち良くなれるのだろうか」という感覚になってきます。

ネガティブな感情が一掃されます。人生で嫌なことがあったら付けペンを握ってみると良いのです。

もっと早く付けペンと出会いたかった。

どうして義務教育に「つけペン」という授業がなかったのか、どうして漫画家達は「私たちは毎日付けペンで気持ち良くなってまーす」と声高に叫んでくれないのか。

ブログ記事をおもしろおかしくするためにこういう文章を書いているのではありません。本気でそう思っています

 

みんな付けペンを使おう。
そして、みんなで気持ち良くなろう!

 

(fin)

 

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